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Event Schedule
主催公演
研修室401
開催日
2025年3月1日(土) 14:00~18:00
2025年3月2日(日) 13:00~17:00
開催場所
札幌市教育文化会館 研修室 401
入場料
500円(1日の参加料金)※2日間/1,000円
※セミナー開始前に受付にて各日お支払いいただきます。
※お釣銭のないようご用意ください。
募集人数:20名(各日、先着順)
お問い合わせ
教育文化会館 事業課 011-271-5822(9:00-17:00)※手話通訳あり
詳細情報
日本国内の舞台芸術公演で障害者への情報保障・サポートを推進しているシアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)のご関係者を招聘し、劇場や音楽堂における情報保障・サポートに関するセミナーを開催します。このセミナーを機に、市内の劇場や音楽堂、劇団関係者がそれぞれの対応を振り返り、情報保障やサポートを意識した舞台作品や事業の制作を広げていくことで、あらゆる市民がいつでも舞台芸術を享受できるようになることを目指す第一歩とします。
また、 聴覚障害者との交流をテーマとした演劇ワークショップや参加者とのディスカッションも併せて開催します。
※情報保障(じょうほうほしょう)とは、障害のある人が情報を入手する際に必要なサポートを行うことで、情報を提供することを言います。主に、視覚障害者と聴覚障害者への配慮として用いられます。
※今回は、公共施設の関係者が聴覚障害者向けのワークショップを実施する際に、準備すべき事項を考えることを目的としています。
<対象>劇場関係者向けですが、どなたでも参加できます。(未就学児童入場不可)
<申込期間>2月4日(火)~2月28日(金)
<申込方法>
専用の申込フォームから申し込みください。
<セミナー申込フォーム>
○内容※講座時間は前後する場合がございます。
【一日目】
3月1日(土)
13:30 受付
14:00 開講
14:00~15:40 講座1<プレゼンテーション>
【イントロダクション】情報保障について
発表者:廣川 麻子(TA-net理事長)
聞き手:櫻井 幸絵(演出家・劇団千年王國)
16:00~18:00 講座2<情報保障を用いた演劇ワークショップ>
手話通訳者が聴覚障害などがある方、そして障害のない方が一緒にな って楽しむ演劇ワークショップのあり方を考える
ファシリテーター:櫻井 幸絵
※参加者との質疑応答もあわせておこなう。
【二日目】
3月2日(日)
12:30 受付
13:00 開講
13:00~14:40 講座3<舞台芸術の情報保障 事例編>
【基調講演】
聴覚に障害のある方との舞台芸術を活用した事業の取組
発表者:岸本 匡史(アーツカウンシル東京)
聞き手:小澤 櫻作(音楽プロデューサー)
15:00~17:00 講座4<講座まとめ>
司会:小澤 櫻作
パネラー:岸本 匡史
桑原 和彦(札幌市教育文化会館 事業課)
※参加者との質疑応答もあわせておこなう。
〈講師〉
廣川 麻子(TA-net理事長)
1994年、日本ろう者劇団に入団。2009年9月から1年間、英国Graeae Theatre companyを拠点に研修。日本でも観劇サポートを広めたいと「みんなで一緒に舞台を楽しもう」を合言葉に2012年、観劇支援団体シアター・アクセシビリティ・ネットワークを設立。2018年より東京大学先端科学技術研究センター当事者研究分野ユーザーリサーチャー/特任研究員として、舞台芸術を中心とした情報保障を社会実装しながら研究中。
岸本 匡史(アーツカウンシル東京)
2012年より豊島区立の劇場「あうるすぽっと」にて舞台、展示、WSなど企画制作、障害のある方との共同制作、劇場でのアクセシビリティなど手がける。特定非営利活動法人舞台芸術制作者オープンネットワーク(ON-PAM)元理事、特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク(TA-net)元理事を経て、現在、アーツカウンシル東京シニアプログラムオフィサーを務める。
小澤 櫻作(音楽プロデューサー)
竹田市総合文化ホール グランツたけた チーフプロデューサー。アルカスSASEBO アドバイザー。横手市民会館 管理運営アドバイザー。
2008年から2013年 まで、アフィニス文化財団に所属し、事業部部長として主に飯田市で開催されてきた「アフィニス夏の音楽祭」を担当。(一財)地域創造「公共ホール音楽活性化事業」チーフコーディネーター として全国各地の公共ホールを支援。(2011年~2023年) 平塚文化芸術ホールの管理運営アドバイザー。令和4年度徳島文化芸術ホール(仮称)管理運営計画検討委員。令和4年度次期「長野県文化芸術振興計画」策定に係る有識者懇談会の構成員。令和5年度長野県県立文化施設指定管理者制度選定会議構成員。令和4年度〜5年度飯田市新文化会館整備検討委員。
櫻井 幸絵(劇団千年王國主宰、劇作家、演出家、俳優)
劇団旗揚げからほぼ全作品の脚本・演出を担当。近年は市民ミュージカルや子供オペレッタの演出、NHK・BSプレミアムドラマの脚本など幅広く活動中。
出産、育児中も創作活動を継続できるシステムづくりや、自らもLGBTQ当事者として社会的障害を描いた作品の制作、アーティストによる悩み相談窓口「吐き出し喫茶」を運営している。
特定非営利活動法人シアター・アクセシビリティ・ネットワーク
聴覚障害のある当事者が中心となって、演劇愛好者、手話関係者、演劇人とともに観劇サポートの啓発、情報発信、支援者育成に取り組んでいます。 2014年度から、視覚障害の方へ、2018年度から盲ろう(視聴覚二重障害)の方へと広がっています。近年は文化庁からの受託事業を展開しています。
セミナーにおける多様なニーズへの対応について
※当セミナーでは、以下のような対応を予定しております。ご参加の際には、あらかじめご確認ください。
1. 日本語字幕:本セミナーでは、ワークショップなど講座の一部で日本語字幕をご用意いたします。
2. 音声解説:音声による解説には対応しておりません。
3. 音声補聴:補聴設備のご提供はございませんが、講師、手話通訳者はマイクを使用します。
4. 手話通訳:手話通訳を会場にてご用意しております。
5. 点字プログラム:会場内に点字プログラムのご用意はございません。
6. 駐車場(障害者専用):障害者専用駐車スペースをご利用いただけますが、数に限りがございます。事前にお問い合わせください。
ご不明点や追加のサポートが必要な場合は、事前にお問い合わせください。
〈その他〉
・当館にはお客様用の駐車場がございませんので、近隣の有料駐車場をご利用ください。
・セミナー実施中、報道あるいは記録用のカメラが入ります。また、撮影した写真は主催者・講師の広報および公開アーカイブとして使用いたします。
主催:札幌市教育文化会館(札幌市芸術文化財団)
助成:一般財団法人 地域創造
後援:札幌市、札幌市教育委員会