2024年8月、札幌市南区・石山緑地で開催され、大盛況のうちに幕を閉じた石山緑地薪能「あたら夜の月影- 覧古考新 -」。この公演が、舞台の様子だけでなく出演者インタビューや制作過程も交えたドキュメンタリー・フィルムとして新たに生まれ変わりました。今回、その2月23日(月・祝)開催の上映会に向けたプレイベントを実施いたします。当日は、公演の演出・出演を務めた観世流シテ方・松野浩行氏をお招きし、舞台裏のエピソードや上演に至るまでの背景をご紹介するとともに、能特有の「仕舞」や「謡」について実演を交えて分かりやすく解説します。
本公演にご来場いただいた皆さまはもちろん、能に触れるのが初めての方でもお楽しみいただける内容です。ぜひ、この貴重な機会にご参加ください。
開催日
令和8年2月8日(日) 開場13:00/開講13:30~15:00(予定)
会場
札幌市図書・情報館 1階サロン
参加料
無料
※公称定員は50名ですが、入場者多数の場合は、可能な限りご覧いただきます。
※オープンスペースのため、通路等でもご覧いただけます。
出演
松野浩行(観世流シテ方)
1974年京都府京都市生まれ。幼少の頃より、祖父の観世流能楽師・故松野良輝より指導を受け、1979年仕舞「合浦」にて初舞台。1994年より故十三世林喜右衛門師に師事し、その後十四世林喜右衛門師に師事。2001年独立。京都にて松野吟耀社(松野浩行社中の会)を主宰。明るく素直な性格でいつもその場のムードメーカーで、斬新な切り口とわかりやすい表現で能の普及に努めている。現在の新しい取組として、キャンプと能を融合させた焚火能、YouTubeにて能の解説やとりとめのない話までも配信するほか、京都のホテルにて宿泊された方を対象としたイベントなどでプロデュースを行うなど、幅広い活動を続けている。
プログラム
前半 石山緑地薪能「あたら夜の月影 – 覧古考新 - 」の舞台裏/エピソードトーク
後半 能の「仕舞」と「謡」とは – 実演と解説 -